歩く人、立ち話をする人、一休みする人、
話し声があり行き来する人がいる刺激がある道『ガレリア』
医療法人真正会 霞ヶ関南病院
霞ヶ関南病院 8月10日号クラヴィスから新しくシリーズとして開始したのが、「心づかいを感じる療養環境を探して」です。シリーズ第1回目は、埼玉県川越市にある医療法人真正会 霞ヶ関南病院をご紹介しています。
 同院には「ガレリア」と呼ばれるアーケード空間があり、リハビリ患者の歩行空間として活用されています。「ガレリア」は地域へも開放され、音楽療法士によるコンサートや一般の方々のギャラリーの貸し出しなども行っており、地域住民もカフェやレストランを利用しに来ると聞いています。カフェやレストラン利用、患者家族など外部からの来院者もあり、人の往来がある空間を生み出しています。「退院した後の日常空間を入院してから早期の段階で行えます」と伊藤功病院長が話すように、こうした外からの刺激を取り入れることで、より実生活に近い形でリハビリを行うことが可能です。
 写真を見ていただくと共感していただけると思いますが、外見としても特徴があって病院とは感じないハイセンスな空間です。ただ単純に豪華であったりする訳ではなく、医療に対する思いや病院の理念と空間を結びつけた療養空間があります。
 クラヴィスでは「ガリレア」の他にも、リビングエイドマップや院内に置かれたテーブルの工夫や配慮など、院内に散りばめられている患者の退院、在宅での生活を支える仕掛けについてご紹介しています。
 本号の誌面を下記からPDFで見ることができるようにしております。院内の写真も掲載しておりますので、ガレリアを含めて霞ヶ関南病院の特長を見ていただければ幸いです。
【 コンサルティング事業部 隅廣