6月2日（土曜日）札幌で、『平成24年度診療報酬改定後効率的な病院経営とは』と題して、第7回メディウェル病院経営セミナーを開催します（詳細は右下『病院経営セミナー情報』のバナーをクリックしてください）。ちなみに前回12月17日に開催されたセミナー『診療・介護報酬改定迫る 速報！中医協議論の徹底解剖』では100名以上の方にご参加いただきました。今回予定のセミナーはそのフォローアップの意味もあります。
　各医療機関にとっては、診療報酬改定後はじめての届出を終えてひと段落といったところではないでしょうか。しかし、改定後『回復期リハビリテーション病棟入院料�機戮瞭禄个亡悗垢�6カ月実績の必要性や、『（準）超重症児（者）入院診療加算』の施設基準強化に対する激変緩和の経過措置など、病院経営の根幹P1010283にかかわる事柄が次々と起こりましたし、また解釈を巡ってもいまだに解決がついていないものもあるようです。

【写真は前回セミナーより】

　しかし、真の問題は診療報酬改定の指針として示された「機能分化・強化」と「連携」を理解して、自院のポジショニングをいかに取るかだと思います。例えば障害者・特殊疾患病棟に関して、今回経過措置が設けられましたが、おそらく次回改定後は現状の届けが難しいと思われる『（準）超重症児（者）入院診療加算』（超400点・準超100点）について、将来的にいかにそのマイナス分を埋め合わせることができるのかが重要な課題となるでしょう。療養病棟と障害者病棟を有している病院が、さらにその療養病床を障害者病棟へと転換するなど“攻め”の姿勢を逆に強めています。早くもその対策を講じているのです。

　今回のセミナーでは、今後の医療行政の将来的なあり方を明確に示します。今後の経営戦略のためにも診療報酬改定後の影響を適切に評価・分析しなければなりません。この厚労省の意図を正しく理解することで、将来生き残る病院像が見えてくるはずです。セミナーでは実際の病院の影響や新しい改定に対する厚生局の対応などを示していきたいと思います。


◆第7回メディウェル病院経営セミナー
『平成24年度診療報酬改定後　効率的な病院経営とは』
日時：2012年6月2日　13：00〜16：00（会場13：00）
会場：ホテルさっぽろ芸文館
参加料：クラヴィス会員無料（2名まで）、その他5,000円
定員：100名
締切：5月25日（金曜日）


【コンサルティング事業部　関原】